関西
第21回 日本小児心身医学会関西地方会(第2報)
テーマ 『“はじまり”から支える子どもの心とからだ』会期 2024年1月21日(日) 9:30-17:00(予定)大会長 長濵輝代大阪公立大学生活科学研究科准教授 / 関西医科大学小児科開催方法 ハイブリッド(対面+webライブ配信)開催会場 現地会場:大阪私学会館(大阪市)
web:ライブ配信(後日配信は予定していません)大会Webページ プログラム ■特別講演「社会的養護と親子関係」山縣文治氏(関西大学教授)■ミニシンポジウム「NICUから支える子どもの心とからだ」
・医師の立場から 大橋敦 氏 (関西医科大学こども看護学領域教授)
・看護師の立場から 三浦智子 氏 (関西医科大学附属病院総合周産期母子医療センター産科病棟副師長)
・家族の立場から ※1~2名ご登壇予定■共催セミナー「神経発達症と睡眠障害」山内順子氏(一般社団法人大阪総合医学・教育研究会附属親と子の診療所所長)
■会長講演
■一般演題 公募にて10~15題までの発表を予定
※発表は現地のみです。
※募集は10月23日開始です参加資格 日本小児心身医学会の会員、および守秘義務のある支援職(医療、心理、保健、教育、療育、福祉、行政関係など)の非会員の方、守秘義務のある支援職を目指す院生・学生 参加登録・参加費 2500円(学生・院生は1000円)
参加申し込みは以下Peatixからお願いします。
https://kokokarakansai2023.peatix.com/事務局 大阪公立大学生活科学研究科 周産期家族臨床研究室(長濵輝代)
e-mail: kokokara.kansai.2023@gmail.com第21回 日本小児心身医学会関西地方会(第1報)
テーマ 『“はじまり”から支える子どもの心とからだ』会期 2024年1月21日(日) 9:30-17:00(予定)大会長 長濵輝代(大阪公立大学 生活科学研究科)会場 現地会場:大阪私学会館(大阪市)
web:ライブ配信(後日配信は予定していません)プログラム ■シンポジウム
■教育講演
■会長講演
■一般演題 公募にて10~15題までの発表を予定
※発表は現地のみです。
※募集は10月下旬開始を予定しています。
詳しくは第2報でお伝えします。参加資格 日本小児心身医学会の会員、および守秘義務のある支援職(医療、心理、保健、教育、療育、福祉、行政関係など)の非会員の方事務局 大阪公立大学生活科学研究科 周産期家族臨床研究室(長濵輝代)
e-mail: kokokara.kansai.2023@gmail.com第20回 日本小児心身医学会 関西地方会
第二十回日本小児心身医学会関西地方会 参加者の皆様
〜終了しました〜去る2023年1月22日、寒空ながら天候に恵まれたこの日、皆様方のおかげをもって第20回日本小児心身医学関西地方会を無事終了致しました。これはひとえに本地方会に発表および進行のご協力をいただいた演者、座長の皆様、さらにこのコロナのさなか、学びの場として本学会をお選びいただいた参加者皆様のご支持の賜物です。この場をお借りして御礼申し上げます。
開始早々、Onlineの先生方に音声が行き渡らず、その間に発表された先生方および聴講のみなさまには大変ご迷惑をおかけしました。事前に私を含め数人のスタッフが何度か会場に立ち合い、万全の体制のつもりでしたが、Hybridは会場と遠隔両方を管理するためシステムが複雑で、例えばお叱りを受けていた演者座長席の音声マイクですが、HybridでOnにすると会場マイクと共鳴して会場でハウリングし、かつOnlineの音質も悪くなるため、あえて会場マイクだけで収音し、画像と音声を分離するなど、かなり工夫しました。それでも残念ながら、トラブル回避はできませんでしたこと、深くお詫び申し上げます。
しかし開始30分以降は、中身の濃いセッションと演題を大阪の下町から全国に発信でき、おかげさまで現地会場で65名、遠隔で101名の合計166名の参加者(医師会招待者を除く)をお迎えできました。現地で参加いただいた幾人かの先生方からは、久しぶりのF2F (face to face)の会議で楽しかったというお言葉をいただきました。非常に熱気に富んだ会であったことだけは自信をもってお伝え出来ます。
小児心身医学の分野は、その存在意義を問われていると思っております。私が思う3つの問題として、小児内科としての心身相関のある疾患をいかに網羅し、医療や心理分野に情報を提供できるか、神経発達症という病態をどのように取り扱うか、そして小児科分野の垣根を乗り越え、この分野がいかに他分野にアピールできるか を掲げます。
一般小児科医には、小児心身という分野が何を扱っているのかの理解がまだ不十分で、実際何度も聞かれ説明した経験があります。そのためには内部の努力として、我々の扱う疾患をきちんと明示する必要があります。つい最近「ウェブサイトに掲載すべき小児心身分野の疾患」というのを4つの委員会と理事長の合同で発案し提示しましたが、これもその一つの企みです。
一方で小児心身症の分野で神経発達症を扱うことの意味をどう理解されておられるでしょうか?神経発達症を検査し療育的治療を深めるのはもちろん重要ですが、小児神経や児童精神といった他分野との違い(差別化)を図る必要はないのでしょうか?私はその答えとして神経発達症に随伴する身体疾患とくに機能性の病態に注目し治療に結び付けることだと考えます。それこそ「小児心身医学」が成し遂げる神経発達症の治療です。
また日本小児科学会の分科会としての立ち位置から、小児科学会での評価を試みることは致し方ないかもしれませんが、もっと幅広く子どもたちの成長後の成人分野や、精神分野あるいは、社会学的立場でも、もっと本学会はアピールできるのではないかと考えています。学生たちや他施設で小児心身医学の講義をすると、みな強い関心をもってくれます。小児科分野という狭い社会からもっと羽ばたいで情報発信することは可能だと思います。
今回の地方会はそうした私の考えを踏まえたシンポジウムや講演を企画しました。みなさまいかがでしたでしょうか?いつか本会を思い出された際に、少々変わった毛色のしかし面白い地方会であったと思っていただければ、会長として恐悦至極です。
ついでにですが、学会準備顛末記をシンシンイガクノモリ(心身医学の森) | Facebookに掲載しておりますので、ご興味があればぜひご覧ください。
最後に改めまして、本会に協力いただいたスタッフとともに、本地方会に参加いただいたすべての方に感謝申し上げます。
ありがとうございました。
第二十回日本小児心身医学会関西地方会大会長 奥見裕邦
開催一覧
回数 | 開催年月日 | 開催地 | 会場 | 大会長 |
---|---|---|---|---|
第20回 | 令和5年1月22日 | 大阪 | 此花会館梅香殿大ホール | 奥見裕邦 |
第19回 | 令和4年1月23日 | 大阪 | 大阪医科薬科大(ハイブリッド) | 金 泰子 |
第18回 | 令和3年1月24日 | WEB開催 | 北浜ネクスビルPBSスタジオ | 白石一浩 |
第17回 | 令和2年1月26日 | 大津 | 滋賀県立県民交流センター | 龍田直子 |
第16回 | 平成31年1月27日 | 大阪 | 千里ライフサイエンスセンター | 地嵜和子 |
第15回 | 平成30年1月21日 | 奈良 | 東大寺総合文化センター | 佃 宗紀 |
第14回 | 平成29年1月22日 | 大阪 | 帝塚山学院法人本部同窓会ホール | 大堀彰子 |
第13回 | 平成28年1月24日 | 和歌山 | 和歌山県JAビル | 土生川千珠 |
第12回 | 平成27年1月25日 | 神戸 | 神戸大学医学部シスメックホール | 北山真次 |
第11回 | 平成26年1月26日 | 京都 | 京都府医師会館 | 有井悦子 |
第10回 | 平成25年1月27日 | 大阪 | 大阪国際会議場 | 石崎優子 |
第9回 | 平成24年1月29日 | 大阪 | 大阪国際会議場 | 竹中義人 |
第8回 | 平成23年1月23日 | 大阪 | 大阪国際会議場 | 本宮幸孝 |
第7回 | 平成22年1月17日 | 大阪 | 大阪国際会議場 | 佐野博彦 |
第6回 | 平成21年1月18日 | 大津 | 滋賀県立県民交流センター | 杉山俊明 |
第5回 | 平成20年1月20日 | 大阪 | 大阪国際会議場 | 村上佳津美 |
第4回 | 平成19年1月20日 | 大阪 | 大阪国際会議場 | 大石 輿 |
第3回 | 平成18年1月22日 | 大阪 | 大阪国際会議場 | 高尾龍雄 |
第2回 | 平成17年1月22日 | 大阪 | 大阪国際会議場 | 冨田和巳 |
第1回 | 平成16年1月17日 | 大阪 | 大阪国際会議場 | 田中英高 |