第39回日本小児心身医学会学術集会のお知らせ(第1報)

 第39回学術集会会長
       牛田 美幸


 来年、2021年の学術集会を香川県で開催させていただくこととなりました。四国での開催は1999年に二宮恒夫先生が開催された徳島大会以来22年ぶり2回目、香川県では初めてとなります。このような機会をいただきましたこと、たいへん光栄に存じます。  
 今回のテーマは 「“親と子の関係性” と子どもの心とからだ」といたしました。一般に“関係性”は言語化されない繊細なやりとりの上に成り立っています。IT (Information Technology)が発達し、AI (Artificial Intelligence)が進化する中で、だれもが、このような微妙なやりとりをすることが苦手になりました。さらに、今年はコロナウイルスの蔓延がありました。人はみなマスクで顔を隠し、人とは距離をとるようになりました。身近な人とも直接会うのではなく、デバイスを通じてやりとりするようになりました。このことは私たちが相手から微妙なニュアンスを感じ取ることをさらに困難にしました。
 このように、社会全体の「相手の心を感じとる力」が弱くなった時、最も鋭敏に反応するのは“親と子の関係性”です。今、わたしたちの前には、古くて新しいこのテーマがあるように思います。香川大会、ぜひ、いらしてください。

【第39回日本小児心身医学会学術集会開催概要】

テ  ー  マ “ 親と子の関係性 ” と子どもの心とからだ
会    期 2021年(令和3年)9月23日(木/祝)~25日(土)
会    場 かがわ国際会議場・サンポートホール高松 予定
プログラム

特別講演1
「動物の心、人間の心、AIの心 : 生物心理学から観た心のいろいろ」

岡ノ谷 一夫(東京大学総合文化研究科
広域学専攻認知行動学大講座教授)

特別講演2
「『家族』はこわい」

斉藤 学(さとる)   (作家・精神科医)

特別講演3
「被養育体験と失感情症 -子ども時代の逆境体験と生涯の健康-」         

細井昌子
九州大学病院 心療内科 診療准教授 / 集学的痛みセンター 副センター長

教育講演
「HPVワクチン接種後の『機能性身体症状』」         

奥山伸彦
JR東京総合病院前副院長

ワークショップ
① 「臨床家の感性を磨く」小林隆児 感性教育臨床研究所代表
        ② 「メンタライジングの実践 - 我々が人の心を想像するということ ー」
上地雄一郎 岡山大学大学院 社会文化科学研究科教授

その他
一般演題も募集いたします。
多くの方のご応募、お待ちしております。

演題募集期間 2021年1月12日(火)~3月23日(火)
大会事務局 国立病院機構 四国こどもとおとなの医療センター 児童心療内科
〒765-8507香川県善通寺市仙遊町二丁目1-1
TEL: (代)0877-62-1000 内線2136
E-mail:kokoro518@mail.hosp.go.jp

今後の学術集会開催日

  • 第40回日本小児心身医学会学術集会 
    令和4年9月23日(金)~25日(日)会場:秋田にぎわい交流館AU
    会長:渡部泰弘(秋田県立医療療育センター)
  • 第41回日本小児心身医学会学術集会 令和5年9月 会場:和歌山(予定)
    会長:土生川千珠(南和歌山医療センター)

過去の学術集会情報